<神秘的なことが大好きなくせに、全然神秘的でなく、
むしろ朽ちかけている日常を、落ちのないまま、徒然なるままに
書き留めた、やる気なさマンマンの不定期更新blog>
最近、ドヴォルザークとわが祖国にはまっている。ドヴォルザークと言えば第9交響曲の「新世界より」がむちゃくちゃ有名だけど、6番とか7番が好き。6番ならアンチェル/チェコ・フィル、7番ならレヴァイン/シカゴ響かジュリーニ/コンセルトヘボウが愛聴盤(いまのところは)。
でも、どうも8番は好きになれない。前は癒し系だから好きだったのだけれど、どうもあのズンタカタッタブンチャブンチャというリズムが好きになれない(7番にも使っているだけど)。
それとクーベリック。ボヘミアと言えばクーベリックなんだろうけど、なぜか結びつかない。クーベリックと言えばベルリン・フィルなのである。「新世界より」や「わが祖国」とかいい演奏をしているんだけどね。
「わが祖国」と言えばアンチェル/チェコ・フィルでしょう。
ヤフオクではケルテス/ウィーン・フィルの「新世界より」のESOTERIC盤が高値がついてたり、何かと話題性も多いけど、僕も全集が急に4つも増えたり、CDの枚数も増えたりと、めっちゃ楽しみです^^
先日、坂入健司郎のブル8を買った。バーンスタインがその晩年に来日したときに、ホールの最前列に足を組んでふんぞり返って聴いていたという、音楽評論家の許光俊(後に謝罪したらしいけど)が、「これはまずい。いい音楽じゃないか。そのへんの本場よりよほど聴きごたえがあるじゃないか。この若者には才能があるのだ。」と評してる。音楽評論家の奥田佳道も「素晴らしい!」と評している。
そして何よりも、タワレコにも「東京ユヴェントス・フィルもうまい!」との一文が。なんか聞いたことがあるようなないような名前の「東京ユヴェントス・フィル」というのは、検索したら、『2008年「慶應義塾ユースオーケストラ」という名称で、慶應義塾創立150年を記念する特別演奏会のために慶應義塾の高校生・大学生を中心として結成されたオーケストラ。』とのこと。
うまいと言ってもたかだか学生オケでしょ?それもスポットな演奏会のために結成された学生オケでしょ?いくら門戸を広げて改称したと言っても、まだ10年も経っていない。
僕はCDとかを買う際に、いわゆる「音楽評論家」の評を参考にすることはあんまりないんだけど、ここまで褒めてあると「ほんまかぁ?」と思ってだめもと覚悟でブル8を買ってみた。
で、感想はというと、「いいのである」。まさに許光俊が言うとおりなのだ。重厚で構築的なブルックナーで、そのへんの本場よりよほど聴きごたえがあるのだ。(「そのへんの本場」というのは、どこが「そのへん」なのかはいまいちわからないが。)
オケもうまいんだな、これが。信じられないけど。
思わずブル5も買ってしまった。
で、どんなやつかと思って検索したら、こんな若造が!(笑)。1988年生まれだって。
いやぁ、良いのか悪いのか・・・。