<神秘的なことが大好きなくせに、全然神秘的でなく、
むしろ朽ちかけている日常を、落ちのないまま、徒然なるままに
書き留めた、やる気なさマンマンの不定期更新blog>
いままでは、マランツのアンプ[PM-13S1]とSACDプレーヤー[SA-15S1]、そしてB&Wの[CM7]というスピーカーから成るシステムで音楽を聴いていました。特段、音に不満はあるというわけではありませんでしたが、いわゆる【やわらかい音】とか【角のない丸みを帯びた音】を体感したくて真空管アンプの導入を決めました。マランツのアンプを使わなくなったのは、ちょっともったいない気もしますが・・・。
いままで20年以上、クラシックを始めいろんな音楽を聴いて来ましたが、真空管アンプに関しては皆目でした。繰り返しになりますが、いままでのシステムから出る音に不満はなかったのですから、真空管アンプに変えても、あまり変わり映えしなければ変える意味がありません。ある意味冒険です。
いまはエージングの期間です。詳しい人ならご存知でしょうが、エージングとは車の「慣らし運転」にような物です。ただ、慣らし運転は、3000回転を超えて運転してはいけないみたいなのとはないようですので、エージング期間と言ってもいつもと変わりなく音楽を聴いているだけなんですが・・・。
でも、エージングを経ると音が変わると言います。一定期間を経てはじめて力を発揮するというわけです。音そのものが変わるというよりも、場の雰囲気や空気が変わると言ったほがよいのかも知れません。ここのところ、めっきり違いがわからない男になってしまった輩に、音が変わったことを感じられるか、鬼が出るか蛇が出るか、これは見ものでもあります。
↓↓↓【導入した真空管アンプはこれだ!】↓↓↓
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/purimain_amp/trv88serv.html
>長くなったのでつづきはまた後日。
と、前の日記で書いたが、なんのことはない、
要はほかの作曲家に比べて作曲した交響曲が少なく、
そのクオリティも高く、また、安く入手できることから、
ブラームス交響曲全集が多くなってしまうのだ。
で、ブラームスの交響曲の中で有名なのが、
カルロス・クライバーの4番だ。ちょっと異なるアプローチで挑み、
その後、語り継がれていくこととなり、何回も再発されることとなるのだが、
問題は1番にある。
長年1番のベストを探してきたのだが、みんなよく、なかなか決められなかったのだが、
アバド、ベーム等を差し置いて、結局ワルター/コロンビア響の演奏に落ち着いた。
モノラル時代に活躍しておしくも引退したワルターをステレオ時代にもう一度
復活させた演奏。
試行錯誤した結果、音の厚みからベストに輝いた1番も、パッケージとしては全集としての発売。
おそらく、この先もブラームスの交響曲全集どんどん増え続けて行くんだろうなぁ。
うれしいやらうれしくないのか・・・やれやれ。
もう置くところがないよぉ。
ブラームスは交響曲を4つしか作っていない。
交響曲の世界には「9曲の呪い」というのがある。
交響曲を9つ作曲すると死が訪れるというのである。
その証拠として、
ドヴォルザークは交響曲は9つ。
シューベルトも9つ。
ブルックナーは9つ。しかも9つ目は未完。
(まぁ番号なしの交響曲や、交響曲第0番なんてのもあるが)
ベートーヴェンも9つ。交響曲10番というのがあるが、第1楽章のみ作って
あとは未完。
マーラーに至っては、9曲の呪いを恐れてか、9つ目をあえて番号を付さず、
次の曲を9番とした。で、その次に交響曲第10番を作ったが、
結局第1楽章のみ作ってあとは未完。
こんな感じだ。
ちなみに、モーツァルトは41で、ハイドンは104だか108。(よく知らない)
ショスタコーヴィチは15だけど、まだ生きてるセーゲルスタムなんかは
250くらい交響曲を作曲していて、現在も作曲中だ(笑)。
どうやら、事の発端はベートーヴェンにあるらしいが、
9曲の呪いというのも怪しい話だ。
前置きが長くなったが、
ブラームスは4つしか作曲していないので、
ほかの作曲家に比べて交響曲全集というのが比較的安価に入手できる。
ブラームスという作曲家は、交響曲に限らず当たり外れがない作曲家である、
と思っている。
語弊があるかも知れないが、
そこらへんの指揮者が振ってもそこそこの完成度に仕上がる。
ところが、僕の好きなブルックナーなんかはその当時の前衛作品だから、
ある程度のテクニックを持ってないと仕上りが悪くなってしまう。
それに1番がいいから2番もいいだろうと期待して聴くと、痛い目に会ったりする(笑)。
だから、ブラームスに比べてブルックナーの全集は極端に少ない。
マーラーはそんじょそこらの指揮者では無理でしょう。
長くなったのでつづきはまた後日。