終わり方評論家3

  • 2010.12.11 Saturday
  • 19:55

(BGM:ブラームス/大学祝典序曲 でよろしく)

さぁ、今週も「終わり方評論家」の時間がやってまいりました。
前回は、スメタナ作曲の「モルダウ」を取り上げました。
モルダウ川の名称が「ヴァルタヴァ」に変わったので、「ヴァルタヴァ」と呼ばれることもありますが、「モルダウ」は「モルダウ」です。

前回は最後の【チャンチャン】について考察したんですが、結局どうして【チャンチャン】で終わっているのかはわかりませんでした。
モルダウ川の壮大でかつ華麗で繊細な流れを描写したきれいな曲なのに
どうして最後はズッコケで終わっているのでしょうか。
新喜劇じゃないんだから^^;;

さて今回取り上げるのは、ゲルギエフ/ウィーン・フィルの「火の鳥」(1910年版)です。

「火の鳥」と言えばもちろんストラヴィンスキーの曲なんですが、
取り上げるのは2000年のザルツブルク音楽祭での演奏です。
注目すべきは一番最後の【長さ】です。

カップリングのプロコフィエフの「古典交響曲」のラストも結構早かったのに、その次のヴィオラ協奏曲を挟んで(休憩はあるんだろうけど)、
「火の鳥」のラストの時点では、特に金管楽器はえらいことになっているはず。しかも全曲(笑)。

おそらく、えらいことになっていると思われる金管楽器に追い打ちをかけるかのように、最後の一音に向かうそれぞれの音も従来より一音一音【長い】のに、とどめを刺すような【長〜〜〜い】ラストの一音。
そして、もっと、もっと、これでもか、とウィーン・フィルを煽る汗だくのゲルギエフ。
これはもう、見ていてすごいというしかないです。

CDではないですが、「火の鳥」はこの演奏がベストと思われる演奏です。
尋常ではないこの演奏、だまされたと思って一度見てください。
すごいですよ。

では、本日はここまで〜。また機会がありましたらお会いしましょう。


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