<神秘的なことが大好きなくせに、全然神秘的でなく、
むしろ朽ちかけている日常を、落ちのないまま、徒然なるままに
書き留めた、やる気なさマンマンの不定期更新blog>
日本における三種の神器というと、八咫鏡・八尺瓊勾玉・天叢雲剣のこと。
八咫鏡は天照大御神の分身、八尺瓊勾玉は天岩戸伝説に出てくる勾玉のこと、天叢雲剣はスサノヲノ命が八岐大蛇の尻尾から見つけた剣、のちの草薙剣のこと。天皇が代々継承してきた宝物で、これらを継承されないと天皇には即位できない。
さて、ブルックナーにも三種の神器というのがある。
だれが言い出したのかは知らないが、三大教会ライブ盤と言った方がいいかも。なにかと言えば、
オットー・ボレイン教会での第5番、ヨッフム/コンセルトヘボウ管、
聖フローリアン教会での第7番、朝比奈/大フィル
リューベリック大聖堂での第8・9番、ヴァント/北ドイツ放響(2枚組)
だそうだ。
しかし、教会での演奏のため相当な残響音があり、評価には賛否両論も・・・。
特にヴァント自身はこの第8・9番の録音は好きでないらしい。
残響のせいで、なにをやっているのかわけわからん、と理由から。
しかも、聖フローリアン教会での第7番は第3楽章と第4楽章の間に、聖フローリアン教会の鐘の音が収録されているのが売りなんだけど、実際は、音量が小さくてボリュームを上げないと聞こえない詐欺のようなCDだし。
この際だから、自分で好きでないと言ってるんだから、リューベック大聖堂の演奏をはずして、残響が激しい、パーテルノストロの全集を入れたらいいんじゃないか?
パーテルノストロのが教会でやったやつは知らないけど。